○住所: 〒330-0062 浦和区仲町2-6-15
○電話: 048-831-2350
○アクセス: 浦和駅
○HP: http://www.urawayouchien.ed.jp/
○創立: 認可 大正14年3月17日
○保育料: 3歳児¥28,000
4歳児¥27,000
○保育時間:
月・火・水(第 1・3・5)・木・金 9:00〜14:00
水(第 2・4) 9:00〜11:40
○預かり保育:
通常保育の日… 2:00~6:00
短縮保育の日…11:40~5:40
1時間 300円
○制服: あり
○送迎バス: なし
○駐車場: なし
○昼食: 給食(月・水 第 1・3・5) その他弁当
○未就園児教室があります。
入園式、春の遠足、保育参観、春の観劇会、父親参観、お泊り会(年長)、夕涼み会、祖父母参観、運動会、おいもほり、秋の観劇会、作品展示会、クリスマス会、おもちつき、ウィンターキャンプ(年長)、個人面談、たこあげ(年長)、ひなまつり会、卒園式など
<教育内容>
★一斉保育と自由保育
幼稚園の教育内容を語る時によく聞かれる基本的な保育の形式を示すものです。一斉保育は教師が全ての活動において集団管理的に園児を指導し、自由保育は各園児の自由な意思のままにまかせる保育と一般的に考えられています。その結果、一斉保育では園児が何でも強制的にやらされ、自由保育では放任になってしまうと理解されがちです。しかしこのような捉え方は必ずしも適切とは言えません。
本来、幼児の活動はいずれにせよ単なる一つの形式や態様にあてはめて指導出来るほど単純ではありません。たとえば、同じクラスの園児といっても誕生の月による発達の差(4月生まれと翌年の3月生では約一年の差があります)、家庭環境の違い、家族構成や誕生以来受けてきた家庭教育の違いによる個人的性格や能力の差があり人格的にも一人ひとり全く違っています。このことからもおわかりになると思いますが、保育の形式は、まず園児一人ひとりの『個人差』と、特に『何が育つのか、何を育てるのか』が明確になって、それからおのずと導きだされるものなのです。
それでは幼稚園ではいったい『何が育ち、何を育てる』のでしょうか?浦和幼稚園ではこう考えます。
★幼稚園で育つもの
1.社会性
同じ幼稚園のお友達となかよく遊べるようになることです。今まで全く違う環境で過ごしてきた、しかも発達段階からしてそれぞれが自己中心的で同じような欲求を持つ相手となかよくする事は、大人が思うほど簡単なことではありません。喧嘩やトラブルを重ねながら、一方で自分たちでルールを作り、友達となかよく遊ぶ楽しさや喜びを知ってくるのです。
2.創造性
幼児の発達段階において特徴的なのがこの創造性なのです。『子どもは遊びの天才』だとよくいわれますが、これは子どもの創造力が豊かなことを表しているのです。特に幼児期のさまざまな活動によって育まれる、つまり幼児期にいろいろな遊びや体験をすることが子どもにとってとても大切ということになります。だからこの時期に発達段階を無視した知的教育をすることは子どもたちの自由な発想を摘みとることにもなりかねません。
3.自立性
絶対的な親の愛情のなかで育ってきて、初めて飛び込む社会が幼稚園です。今までは親に泣きつけばなんとかなってきたことも幼稚園ではそうはいきません。基本的生活習慣はもちろん、つらい気持ちや悔しい感情といった精神的なものまで自分自身で処理することは大変難しいことで時間のかかることなのです。しかし一人ひとりの性格や人間性を、教師がよく把握し、家庭と連携して日常的に指導していくことにより、園児に自然に身に付き、精神的にも親から自立し、やがて一人の人間として成長していくのです。
4.発達段階に応じた知的発達や情操
幼児の生活の中心は何といっても『あそび』です。『あそび』には幼児の知的発育をうながすさまざまな要素が含まれています。たとえば数の観念や本当の言葉の意味を理解するのもあらゆる『あそび』を通じて身につけていきます。また、紙芝居・絵本・お話などを見たり聞いたりすることにより、自分以外の人の立場に立ったり、他人を自分に置き換えて、その気持ちを考えたりするのです。知的なものや情緒的なものは、幼児期には親や教師が大声で教えて育つものではなく、発達段階をふまえた生活や活動の中で子ども自身が自ら自然に身につけていくものです。
幼児期に育つもの育てるものを少し書きましたが、実際はまだまだたくさんあります。上記したものだけをとりましても保育の形式を一斉保育が自由保育かと択一的に決めつけることはあまりにも乱暴です。社会性や仲間意識のように集団活動のなかで育つもの、善悪の判断や基本的生活習慣のように教師が毎日の園生活の中できちんと指導していくもの、知的活動や情操のように自由な遊びや楽しい活動を通じて育つもの、そして一人ひとりの個性を伸ばすための個々的な指導と、保育のあり方はこのように多種多様にわたるのです。
しかし、一つだけすべての保育や指導に共通し、最も重要なことがあります。それは幼児に自由感を持たせること、幼児が自由感を持って自主的に活動して、決してやらされていると感じないような保育や指導なのです。このように浦和幼稚園ではいろいろな観点から園児を見つめ、自主的に積極的にあらゆる活動に取り組んでいけるだけの基本的な心と体を育て、この時期に人格形成の基礎をしっかりと固めることを教育の目標としています。